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Posted by TI-DA at

在沖米軍基地形成過程と「金口木舌」氏の告発

2012年10月06日

 琉球新報朝刊の「金口木舌」は、沖縄タイムスの「大弦小弦」と並び、両氏の社説に次いで重要な記事だと思っている。

 今日(10月6日付)の「金口木舌」氏の鋭い告発が「寸鉄人を刺す」が如く、短文の中にも痛烈であった。
 
 おそらく、「金口木舌」氏は普天間基地大山ゲート、野嵩ゲートにおけるオスプレイ配備に抗議する座り込み現場の取材にあたっていたのだろう。
 「市民グループと警察官のもみ合いを取材中、屈強な基地ガードマンに抱えられ地面に放られた。政府の暴挙が引き起こす県民同士の惨めな対立は47歳の小肥りの体にこたえた」という。

 市民がたこを揚げて抗議行動をする現場を取材した「金口木舌」氏は「フェンスに面した広場でたこを揚げて抗議する男性に中年の警官が尋ねた。『地主の許可は得ましたか』。次の瞬間、こんな疑問が浮かぶ。『基地を造るに地主の許可を得たのか』。この問いに野田内閣は答えることはできまい」と鋭く告発する。

 そうなんだ。在沖米軍基地の形成過程において、地権者の同意を得て造られた基地はない。全てが沖縄戦と占領時代にハーグ陸戦法規等の国際法に反し、その後も「銃剣とブルドーザー」で違法に囲いこんだものだ。
 その在沖米軍基地は戦後67年、本土復帰40年を経てなお、県民を苦しめ、自立的経済発展の阻害要因として存在している。欠陥機オスプレイが強行配備された普天間基地の形成過程も前記のとおりだ。


沖縄平和運動センター等主催の総括集会で連帯あいさつ=10月5日18時20分ごろ、普天間基地第3ゲート前

 オスプレイは強行配備され、訓練が強行されるが、普天間基地の即時閉鎖・返還、辺野古新基地建設反対、オスプレイ撤去の闘いは続く。
 かつてベトナム戦争の出撃前進基地として嘉手納基地へ”黒い殺し屋”B52が飛来・常駐した際に、B52撤去闘争が起こり、最後には勝利したように・・・。

10月6日 17時10分

  

Posted by terukan at 17:12

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