社民党

沖縄の怒り、落胆、そして希望

2012年09月22日

 昨日(9月21日)は、私個人にとっても、沖縄にとっても、怒りと落胆(失望)、そして希望の一日であった。

▼怒りの原因
 米海兵隊が岩国基地で欠陥機オスプレイの試験飛行を開始した。午後6時までに計7機が述べ8回の試験飛行を実施したようだ。普天間飛行場への配備と本格的運用に向けての準備である。
 岩国での試験飛行に駆け付けた市民の声は、オスプレイの爆音でかき消された、との報道だ。日米両政府に怒り心頭だ。

▼落胆の原因
 昨日の民主党代表選挙で野田総理が圧勝し、再選された。野田総理の再選を許した民主党には落胆し、失望した。
 民主党は、自民党政権時代にもなかった、解散総選挙で信を問わないまま、4人目の総理を誕生させてはいけない、との理由だけで野田総理再選を許した。議院内閣制を無視し、「憲政の常道」に反するもので許せない。
 野田政権は、自民党同様に右寄り、国民生活無視の増税派、憲法改悪指向の新自由主義の政治をやっている。沖縄に差別と犠牲を強いて恥じない内閣だ。
 自民党も総裁選挙の最中だが、憲法改悪論者ばかりが候補者で「選挙の顔」を基準に総裁レースをやっている。これまた落胆と失望。

▼希望の要因
 防衛省からオスプレイへの体験試乗を求められていた知事や市町村長ら全員が拒否した。「シタイヒャー」(やったね)私も拒否した。
 9月23、24日の両日、森本防衛大臣が来県してオスプレイの安全性を説明したい、との面会申し入れを仲井真知事と佐喜真宜野湾市長が拒否した。当然だろう。同時に、沖縄県民のオスプレイ配備阻止闘争の希望となる判断だ。
 県民大会実行委員会は、昨日の会議で9月28日(状況によっては26日)から普天間基地第3ゲート前で座り込み闘争に入ることを決定した。
 段々と日米両政府の不条理を撃つ非暴力直接行動が在沖米軍基地へと向かう。県民の創造的行動によって・・・。これ、沖縄にとっての希望。

 昨夜は、来年7月の参議院選挙に社民党公認で全国比例区から立候補予定の山シロ博治さんの後援会総会があった。  山シロ博治は旧具志川市の同郷で前原高校の後輩、現在は自治労沖縄県本部副委員長、沖縄平和運動センター事務局長を務める。情熱家で勇気と行動力、先見性を持った同志である。山シロさんが当選すると、沖縄と社民党にとって希望が拡がる。

9月22日 11時30分

沖縄の怒り、落胆、そして希望
山城博治後援会結成総会=9月21日(金)教育福祉会館
沖縄の怒り、落胆、そして希望

Posted by terukan at 11:33
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