社民党

小池百合子議員の沖縄メディア批判の暴論を糾す

2013年03月29日

 自民党の小池百合子元防衛大臣が、的外れな沖縄メディア批判をしている。正しい批判は良いが、小池氏の批判は、暴論、根拠のない妄言である。巨大与党の一員としての、又、大臣経験者という驕り高ぶった言い方だ。根っ子には、沖縄蔑視、沖縄差別がある。

 小池氏は、3月26日の自民党国防部会・安全保障調査会合同会議で、沖縄の議員が米軍普天間基地飛行場の移設問題で思いを訴えたことを受け、「沖縄の先生方が闘っているのは沖縄のメディア」と述べ、報道が県内移設に反対する論調をつくっているとの考えを示したようだ(3月27日付沖縄タイムス、琉球新報)。
 小池氏は、言葉を次いで、「あれ(地元メディア)と闘って今回も当選されてきたということは、沖縄のメディアが行っていることが本当に県民をすべて代表しているとは、私ははっきり言って思わない」との見解も示したようだ。

 小池氏は、沖縄のメディアは県民代表ではない、と言いたいのか。沖縄のメディアは、当然ながら公平、中立、客観的報道をしている。私共政治家も公人として、メディアの監視・批判を受けるのは当然だ。
 小池氏は、沖縄タイムス、琉球新報各紙を毎日精読しているのだろうか。読みもしないで、気分で批判されたらタマらない。
 これらの小池発言に、出席した沖縄選出議員でまともな反論をしたのは、一人國場幸之助衆議院議員のみ。情けない。他の4人の自民党衆議院議員は、沖縄選出の名を汚している。

 小池氏には、「驕れる平家は久しからず」という言葉を贈呈しよう。自民党政権下で沖縄を差別し、犠牲を強いた小池議員に沖縄メディア批判の資格など無い。

3月29日 11時5分

Posted by terukan at 11:08
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