社民党

米国にノーと言えない日本政府―オスプレイ空中給油訓練再開に怒りの沖縄

2017年01月06日

 1月5日は早朝5時に起床し、6時に辺野古へ向かって自宅を出発した。
 7時から米軍キャンプ・シュワブの作業車両出入り口ゲート前での座り込み闘争に参加した。7時前に現場に到着したので、未だ夜も明け切っていない。正月三が日の陽気と違い、薄ら寒い。

 座り込み闘争は、「基地の県内移設に反対する県民会議」(県民会議)の主催でおこなわれた。稲嶺名護市長、県選出野党国会議員4人も参加し、開始時刻の7時には多くの県民が結集した(参加者は主催者発表で400人)

 政府・沖縄防衛局は、12月20日の最高裁判決後、昨年のうちに埋め立てに向けた工事を再開した。この日は、沖縄防衛局の工事再開後、最大規模のゲート前座り込み闘争となった。私は、闘争に入る前に「市長や国会議員は逮捕要員として最前列に座り込め!」と号令をかけた。

 集会では、県民会議構成団体の代表、稲嶺市長、各国会議員らから改めて辺野古新基地反対の決意が語られた。翁長知事も年頭あいさつで、そのような固い決意を表明している。私も「名護市長や翁長知事の行政的抵抗に任せるのではなく、闘う主体が県民一人びとりであることを自覚し、巨大な日米両権力と辺野古新基地断念、普天間基地の即時閉鎖・返還まで闘い続けよう!」と呼びかけた。

 あいにく集会中に雨が降り出したが、全参加者が微動だにせず、怒りの座り込みを続け、作業車の出入りを止めた。正月「松の内」故か機動隊による弾圧はなかった。今年も政府権力に屈せず、闘うのみだ。

米国にノーと言えない日本政府―オスプレイ空中給油訓練再開に怒りの沖縄

米国にノーと言えない日本政府―オスプレイ空中給油訓練再開に怒りの沖縄

 さて、1月6日付地元2紙朝刊は「今日中にもオスプレイ空中給油訓練再開か」と報じている。
 昨年12月13日、名護市安部の海岸に普天間基地所属のMV22オスプレイが墜落、大破した。事故からわずか6日後にオスプレイは飛行再開され、県民の怒りは年を越しても沸騰したままだ。未だ、事故原因の全貌も明らかにされず、多くの県民が墜落の恐怖に慄いている中で、直接的な事故原因と発表されている空中給油訓練を再開するというのだ。(お昼のニュースによると、やはり訓練を再開したようだ)
 何たる暴挙、断じて許せない。県民の暮らしと命の安全を何だと思っているんだ。怒怒怒怒・・・だ!

 安倍政権は、アメリカの言いなりだ。米軍の説明を鵜呑みにし、県民への説明すら尽くすことなく、ひたすらアメリカに追従している。心底情けない、怒り心頭だ。

 憲法が保障する平和的生存権、幸福追求の権利もウチナーンチュには認められない。私は長年にわたって、時の政権によりウチナーンチュは憲法上の国民として扱われてこなかった、と主張してきた。ウチナーとウチナーンチュは、歴代内閣から政権維持の道具としか見られていない。まるでモノとしての扱いだ。

 私は訴えたい。
 多くの国民よ、ウチナーの異常事態に今のまま無知、無関心でいると、近い将来必ず、沖縄における不条理が皆さんの暮らす地域にも襲い掛かってきますよ。ウチナーとウチナーンチュに対する自立する連帯を今すぐに。
 ウチナーの青い空に鳥が飛ぶ限り、欠陥機オスプレイはいらない。二度と飛ばすな!

1月6日15:00

Posted by terukan at 16:22
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