仲井真知事の「驚くべき立派な裏切り」
昨日(12月25日)総理と仲井真知事が会談した。
その場で、先に仲井真知事が要望した基地負担軽減策や沖縄振興策などについて具体的な回答があった。
報道された総理回答の内容を子細に検討した。普天間基地の5年以内の運用停止、日米地位協定の改定、牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の7年以内の返還などに対する回答内容は、いずれも単なる「口約束」、実現性のないものばかりだ。
それらの総理回答を「驚くべき立派な内容」と評価する仲井真知事を、「驚くべき立派な裏切り」だと強く批判する。
仲井真知事は、自らの公約と県民を裏切り、喜々として「いい正月になる」と浮かれている。県民の心を無視し、沖縄の戦後史に残る最大の汚点だ。
仲井真知事の言動から、政府の言いなりになるだろう事は予測しえた。
知事は、来年度沖縄振興予算が概算要求を超えて3,460億円になった事を「有史以来の予算」と評しているが、大田革新県政時代には4,000億円を超えていた。今後8年間3千億円台の予算を確保するという総理回答も単なる口約束だ。予算は単年度主義だ。本来、沖縄振興と基地問題は別である。閣議決定や総理談話でもない総理の口頭による回答を鵜呑みにして浮かれる仲井真知事は、見事な茶番劇を演じているだけだ。
仲井真知事は、昨日都内の病院を退院し、沖縄に戻って辺野古埋め立て承認へ向けて最終調整をするようだ。
昨日は、来月1月19日の名護市長選挙における保守側予定候補の一本化もされた。これまた予定調和の茶番劇である。
名護市長選の勝利と辺野古埋め立て阻止に向け、正月返上で頑張ろう!全国の皆さんの真に自立する連帯を寄せて下さい。
12月26日 14時40分
26日付地元紙記事