社民党

元従軍慰安婦・金福童さん、県民大会で怒りと叫び

2013年05月19日

 昨日(5月18日)の早朝、うるま市昆布で第36回「5・15平和行進」東コースの出発式に参加し、連帯の挨拶を述べ、行進団を激励した。その後約30分間、行進団と共に歩いた(不自由な私の右足では残念ながら限界がある)
 今年は長男、次男、そして二人の孫・寛成君(小4)、寛人君(小1)も行進団に加わった。くば笠をかぶり、親子3世代で平和行進に参加した。
 社民党前参議院議員・渕上貞雄氏も、福岡の仲間と共に行進に参加しており、感激した。

 そして今日、午後2時から宜野湾海浜公園屋外劇場で「5・15平和とくらしを守る県民大会」が激しい雨の中、3,500名の結集を得て開催された。全国から集った平和行進参加者、韓国の市民運動の仲間、元従軍慰安婦・金福童(キム・ボクトン)さん(87歳)も参加した。

 金福童さんは、「5.15県民大会」に参加するため、昨日初めて来県した。
昨日は、学生交流集会の場で「8年の歳月を軍人の慰み者として使われ、心身を引き裂かれた。この痛みが分かりますか」と訴え、「(慰安婦問題で)証拠が無いなどと発言する日本の政治家たちは、戦争を知らない」等と憤りを示したようだ(5月19日付沖縄タイムス)

 金福童さんは、今日の「5・15県民大会」の挨拶でも、自ら強制連行された従軍慰安婦であること、橋下発言を糾弾したうえで、日本は憲法を改悪し、再び戦争ができる国へと歩もうとしている、と静かな怒りを満身に込めて訴えて下さった。

 私は、復帰直後の沖縄で、日弁連人権擁護委員会の「沖縄戦における朝鮮人軍夫・慰安婦の強行連行」の調査をしたことがある。その結果、旧日本軍の従軍慰安婦の「強制性」は明白であり、証拠・証人も十分である、と考える。したがって、従軍慰安婦の存在を否定し、今なお謝罪もせず、先日の橋下発言や安倍総理、高市自民党政調会長ら歴史の真実に向き合わない態度を絶対に許さない。

元従軍慰安婦・金福童さん、県民大会で怒りと叫び
金福童さん(左から二人目)に話しかける=19日午後、宜野湾海浜公園屋外劇場

 「5・15県民大会」会場で金福童さんと話す機会があった。金さんの話を聞いて、本当に胸がつぶれる思いがした。
 「復帰」41年、日米両政府から不条理を強いられる沖縄から、慰安婦問題についても安倍総理や橋下、石原共同代表らの日本維新の会と対決していく覚悟だ。

元従軍慰安婦・金福童さん、県民大会で怒りと叫び

5月19日 17時30分

Posted by terukan at 17:39
このページの上へ▲