テルヤ寛徳のブログ

　最たる悪法である特定秘密保護法案を審議している「特別委」（衆院国家安全保障に関する特別委員会）は、与党とみんなの党によって、討論もさせず、数の力の横暴で、強行採決をした。前代未聞の数の暴挙であり、言葉を失う。

　昨日の地方公聴会における公述人全員が反対もしくは慎重審議を求めていた。今日の「特別委」でわずか2時間の質疑で、修正案に対する審議もアリバイ的で強行可決した。もはや、国会の自殺行為である。
　今日は、13時から本会議の予定で、15時現在、議院運営委員会も開かれてないが、恐らく与党は緊急上程のうえ、本会議でも可決、衆院通過を図ろうとの算段だろう。

　私や社民党は一貫して廃案を求めている。「特別委」の強行採決と本会議への緊急上程には、先に与党と修正合意した日本維新の会も「審議不十分」として反対を表明している。

　安倍内閣は、本当にファッショ政権だ。日本版NSC法案と特定秘密保護法案を成立させ、日本の国を秘密国家、情報統制国家、暗黒の戦前社会へ回帰させようとたくらんでいる。
　憲法の三大原理を破壊し、国民の「知る権利」と報道・取材の自由を奪う特定秘密保護法案には、広範な国民の反対の声がある。日本の民主主義と国民主権を死に追いやる悪法には最後まで反対の声を上げ続ける・

　今日は、深夜まで本会議攻防は続くのかも知れない。

11月26日　15時00分