社民党

自民党沖縄県連の公約裏切り、党本部への屈服は許せん

2013年11月28日

 2009年の衆議院総選挙で民主党は大勝し、歴史的政権交代を果たした。政権交代後の民主党は、普天間飛行場の県外移設を「辺野古移設容認」へ、消費税増税否定から消費税増税方針へと公約を裏切った。その際、自民党は民主党の公約裏切りを強く批判した。
 2012年の衆議院総選挙で自民党は大勝し、第二次安倍内閣が発足した。自民党本部は日米合意に基づく普天間基地の辺野古移設を公約に掲げ、自民党県連は普天間基地の「県外移設」を「地域公約」にして選挙を闘った。立候補した自民党候補も「県外移設」を公約にし、有権者との契約を結んだ(うち3人は小選挙区で当選、1人は比例復活)。

 今月の25日以降、先ず県選出・出身自民党国会議員全員が党本部からの「離党勧告」の脅しに屈し、有権者との公約を裏切って、辺野古移設容認に転向した。
 昨日は、自民党沖縄県連も公約を裏切り、辺野古移設容認に転じた。国会議員らに「右へならえ」である。

自民党沖縄県連の公約裏切り、党本部への屈服は許せん
(11月28日付地元二紙)

 県選出・出身自民党国会議員及び自民党県連の公約裏切りは有権者に対する重大な背信行為である。あれほど民主党批判をしておきながら、同じ公約裏切りを平然とやり、「普天間基地の固定化があってはいけない。危険性除去が大事」と弁解に終始し、次の選挙で有権者の手厳しい批判を意識し、「自分の身の危険除去」を優先させる政治家失格の態度は、情けない程みにくい。
 県選出・出身自民党国会議員は、全員辞職すべきだ。自民党県連所属の県会議員らも辞職せよ。

 自民党石破幹事長ら幹部及び安倍総理は、屈服した国会議員と県連をせせら笑っているだろう。
 だが、多くの県民は強大な国会権力にやすやすと屈服することはないぞー。

11月28日 11時40分

Posted by terukan at 11:42
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