社民党

東アジアの平和創造と沖縄・日本の平和希求

2015年08月11日

 明日8月12日から14日までの3日間「2015東アジア平和国際会議」がソウルで開催される。

 今週は国会が事実上のお盆休みとなり、参議院で「戦争法案」を審議中の平和安全特委も今明日以降「開店休業」となる。同会議の主催者から正式招待を受けたこともあり、私も参加することにした。

 「2015東アジア平和国際会議」には、韓国国会議長、ソウル市長、金大中元大統領夫人らが、日本からは鳩山由紀夫元総理、福山真劫平和フォーラム共同代表、和田春樹東大名誉教授らが、その他ロシア上院議員、前ドイツ連邦議員、EU議会代表、米国外交協会先任研究員、
中国人民大学教授など、多数が参加予定である。

 村山富市元総理も参加予定であったが、8月14日に予定される「戦後70年」安倍総理談話発表の対応に追われ、出席がかなわない。
 なお、日本の現職国会議員では、私と近藤昭一立憲フォーラム代表(民主党)が出席する。

 安倍政権の下で、憲法9条の平和主義と立憲主義を破壊し、日本が戦争国家へと暴走するための「戦争法案」立法化の企みが進む中、東アジアの平和創造と日本の平和希求の闘いを結合させる日々の努力が強く問われている。
 そのことを自覚し、国会議員として何をすべきかを、会議での討論から学んできたいと思う。

 国際会議2日目の「東アジアの平和と議会の役割」のテーマでのトークパレードで、私にも発言の機会が与えられている。
 その際に、「戦後70年」悲惨な沖縄戦と「基地沖縄」の現状、辺野古新基地建設反対闘争と東アジアの平和創造、国会における憲法論議や「戦争法案」の問題点-などについて語るつもりだ。

 昨日(8月10日)から政府と沖縄県との間で、1カ月の辺野古「政治休戦」と「集中協議」が始まった。今夕、菅官房長官が来沖し、明日には知事との会談が実施される。

 私や県民の願いは、1カ月限定の埋め立て関連工事停止ではなく、辺野古新基地建設断念である。翁長知事には、強い民意を背景に、いささかも臆することなく、菅官房長官と論じ合ってもらいたい。

 ウチナーとウチナーンチュの尊厳を守り、自己決定権を確立するため、辺野古新基地反対の旗は絶対に下ろせない。
 辺野古に巨大な新基地を造らせないことが、東アジアの平和創造に果たす沖縄、いや日本最大の義務と自覚しよう。

8月11日 15:00

Posted by terukan at 15:15
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