社民党

「失望と怒り」政府と県の辺野古集中協議が決裂す

2015年09月08日

 昨日(9月7日)の政府と沖縄県の第5回目の「集中協議」が双方の主張が平行線のまま決裂した。

「失望と怒り」政府と県の辺野古集中協議が決裂す

 「集中協議」結果の結論そのものは協議開始当初から予想し得たことで想定内だ。特段の驚きもない。だが、この間の総理、官房長官、関係閣僚らの「辺野古移設が唯一の解決方法」と強弁し、沖縄の戦後史、とりわけ米軍基地形成過程を踏まえた翁長知事の理詰めの訴え、辺野古新基地建設がウチナーンチュの尊厳を否定する沖縄への構造的差別いがいの何者でもない、との主張に全く耳を貸さない安倍政権の一貫した態度に改めて「失望と怒り」を強く抱いたものだ。

 翁長知事は、昨日の集中協議を終えて「あらゆる手段を行使して、辺野古新基地建設に反対する」と記者団に明言している。
 私は、この翁長知事の決意と動じない覚悟を全面的に支持するものである。恐らく圧倒的に多くの県民もそのような思いであろう。

 辺野古新基地建設を強行し、ウチナーの命の母なる辺野古の海を破壊し、ウチナーンチュの尊厳を否定する安倍政権と自民党国会議員を断じて許さない。特に自民党沖縄国会議員は金と地位で魂を売り渡した者として永遠に断罪し続けるつもりだ!

 翁長知事は、協議決裂を受けて早期に前知事の辺野古埋立て承認を取り消すべきだ。
 また、昨日の翁長知事の記者会見の中で辺野古新基地建設の是非を問う県民投票の実施検討にも言及している。直接民主主義の民意の問い方として県民投票実施も一考に値いするであろう。だが、いかなる形で示そうが安倍政権にウチナーの民意を尊重する気は全くない。

 奇しくも今日(9月8日)安倍総理の自民党総裁選無投票が決まった。小選挙区制の下、政治と政治家が劣化し、安倍独裁政権が続く・・・。情けない日本の政治状況だ。

 どんな政権になろうが辺野古新基地建設反対! 沖縄差別糾弾の闘いを自信を持って進めていく。

 9月8日

Posted by terukan at 14:08
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