社民党

博治から 博治へ

2017年01月13日

 本日(1月13日)は、欠陥機オスプレイが名護市安部の海岸に墜落・大破してから1ヶ月の節目の日である。

 オスプレイ墜落事故に多くの県民が不安を覚え、恐怖におののく中、米軍は墜落からわずか6日後に飛行を再開し、去る1月6日には直接の事故原因とされる空中給油訓練も実施した。
 今や、欠陥機オスプレイは、墜落事故前にも増して早朝・夜間の訓練を繰り返し、沖縄本島中に危険を拡散している。断じて許せない。

 墜落事故の詳細な原因究明もなされていないのに、米軍の運用を容認し、米軍の言うがまま欠陥機オスプレイの飛行再開に唯々諾々と従う安倍政権に強い怒りを覚える。許せない。墜落現場には、未だにオスプレイの破片が散乱し、地域住民の憩いの海は一瞬にして奪われたままだというのに・・・。

 去る12月22日には、墜落事故に抗議し、オスプレイの撤去を求める県民大会が、翁長知事も参加しておこなわれ、約4千人が怒りの声を挙げた。

博治から 博治へ
集会であいさつする鎌田慧さん=12日午後、参議院議員会館

 さて、辺野古新基地建設反対闘争、東村高江の米軍ヘリパッド建設工事阻止闘争で、現場指導の責任者だった沖縄平和運動センターの山城博治議長が不当逮捕され、異常な長期勾留をされてから90日余が経過した。

 (私と博治さんは同郷で、前原高校の先輩後輩の間柄でもあり、付き合いは長い。以下、敬愛を込めて「博治」という)

 博治は、昨年12月26日に名護警察署留置場から那覇拘置所へ移監された。

 博治の早期釈放を求めて、刑事法研究者らが声明を発表し、博治の地元うるま市の市民を中心に早期釈放要求の署名活動が進んでいる。
 昨日は東京でルポライターの鎌田慧、作家の落合恵子、評論家の佐高信さんらが記者会見し、同時開催の集会で博治の早期釈放を求めた。私も、記者会見直前に御三方に会い、拘置所で聞いた博治の感謝の意と共に闘う不屈の意思を伝えた。

 博治は勾留いらい、接見禁止が続いており、弁護士以外の者と面会できない。私は「弁護人になろうとする者」(弁護士)として、これまで名護警察署留置場で3回、去る1月4日と11日の両日に那覇拘置所で接見している。

 博治に対する不当逮捕、接見禁止付きの異常な長期勾留は、権力によるでっち上げ、狙い撃ちに違いない。辺野古・高江の闘いとウチナーンチュの平和と尊厳を求める非暴力抵抗闘争をつぶす目的に出たものだ。(追々論証する)

 博治の早期釈放を求めるウチナー、全国及び国際社会の仲間の皆さん、拘置所の中の博治は、意気軒高として元気です。皆さんの運動や励ましに勇気を得て、不屈の闘志を絶えず燃やしていますので、ご心配なく。食欲もあり、独居房で体を鍛える運動を続けております。今は、やがて始まるであろう公判に備えて対策を練っております。

 このブログを読んでくださった皆さん、過剰な不安を煽るネット情報に一喜一憂することなく、どうか博治の不屈の闘志を信じてやってください。
 とはいえ、不当勾留の長期化は看過できません。弁護団と共に一刻も早い釈放を求めて頑張ってまいりましょう。

1月13日

Posted by terukan at 15:57
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