社民党

シュワブゲート前座り込み1,000日を超えて

2017年04月03日

 エイプリルフールの4月1日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前における辺野古新基地建設反対座り込み闘争が1,000日目を迎えた。

 その日、沖縄本島地方は朝から小雨の降る悪天候であった。それにもかかわらず約600人の市民が結集し、戦争につながる新基地建設を阻止するため「勝つまで諦めない」と声を挙げ、拳を突き上げた。
 私も参加し、連帯挨拶の中で「これまでの1,000日とこれからの1,000日、沖縄で平和を創造し、ウチナーとウチナーンチュの尊厳を賭けて勝つまで闘い続けよう」と呼びかけた。

 ゲート前の座り込み闘争は1,000日の節目を迎えたが、2004年の海上ヤグラでの座り込み闘争から数えれば約13年だ。
 その間にお亡くなりになった先輩や仲間たちもいらっしゃる。日米権力者との闘いは正直しんどいが、子や孫らの未来のためにもめげずに頑張るしかない。

シュワブゲート前座り込み1,000日を超えて

シュワブゲート前座り込み1,000日を超えて

 4月1日の「1000日目集会」には、約600人の市民が結集したこともあり、ゲート前から出入りする工事車両は全くなかった。海上作業も一切なかったようだ。
 ゲート前での座り込みによる非暴力闘争だが、県内外から多くの市民が参加すれば、新基地建設は阻止できる、との確信を改めて得た。

 翁長知事が前知事の埋め立て承認の「撤回」を明言し、国との新たな法廷闘争のステージも見えてきた。
 とはいえ、行政の抵抗(法律権限の行使)と現場における市民の抵抗は車の両輪だ。双方の抵抗が合致してこそ、国家権力に勝てる。それぞれの取り組みが、お互いを鼓舞し合い、島ぐるみの新基地反対運動の原動力となる。
 その意味で現場サイドは、翁長知事の決断と勇気を全面的に支持するものである。

 安倍政権は、翁長知事の埋め立て承認「撤回」表明を受け、損害賠償請求をちらつかせる恫喝に出た。
 そんな見え透いた脅しに屈するものか!

 沖縄では、4月に入ると県内各地で「海びらき」がおこなわれる。
 生命の母なる辺野古大浦湾の美ら海を、米海兵隊が戦争(イクサ)をするためだけの巨大新基地建設で埋め立てさせてはならない。ウチナーとウチナーンチュは、今日も未来も海と共に生きるのだ。

4月3日11:00

Posted by terukan at 12:23
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