社民党

稲田防衛大臣は、即刻辞任せよ!

2017年07月19日

 私は、衆議院安全保障委員会所属の議員として、委員会審議やブログを通して「稲田防衛大臣は、大臣としての資質を著しく欠いており不適格、即刻辞任するか安倍総理が罷免すべきだ」と追及してきた。

 今日(19日)の朝刊各紙やテレビニュースを観て一層立腹している。
 報道によると、南スーダンPKO派遣部隊の日報問題で、日報の存在が明らかになった以降、自らも出席した幹部会議で「非公表」とすることを決めていた、というのだから悪質極まりない。断じて許せん。

稲田防衛大臣は、即刻辞任せよ!

 わが国の実力部隊である自衛隊が南スーダンPKO派遣部隊として宿営する首都ジュバでは、昨年7月に多くの死傷者が出る「戦闘」が発生していた。だが、安倍総理も稲田大臣も、それらの事実を否認したうえで、「戦闘」ではなく「武力衝突」だと詭弁を弄し、日報の情報開示請求にも「廃棄」した、と拒んだ。その後、日報データの存在が明らかになった後も、稲田大臣は「自分が日報データの再捜索を指示し、統合幕僚内で見つかった」等と安保委や予算委で虚偽答弁を平然と繰り返していたのである。
 稲田大臣は、国民にも記者会見を通して再三にわたり嘘の情報を伝え、自己弁護に終始した。かかる稲田氏に、わが国の安全保障を担う防衛大臣の資格は一片もない。

 しかも、稲田大臣は去る東京都議選の応援演説で「防衛省・自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言し、憲法・公職選挙法、自衛隊法違反を犯す大失態を演じていた。本来ならば、その時点で辞任するか、さもなくば安倍総理が罷免すべきであった。
 安倍総理は、自分と同じ強い右翼思想の持ち主である稲田大臣を後継候補の一人として秘蔵っ子扱いしてきた。そのことも踏まえ、防衛官僚が「壮大な忖度」をした結果、今回の南スーダン日報の隠蔽に繋がったのである。

 稲田大臣は、安保委や予算委、度重なる記者会見で「大臣直轄の防衛監察本部に特別防衛監察の実施を指示した」と言明していたが、今日に至るも監査結果の報告はない。おそらく、自らも出席した会議で日報隠蔽を謀議決定したことが国民にバレないよう仕組んだつもりであったのだろうが、共謀の事実が明るみに出た今、言い逃れは許されない。

 8月3日の内閣改造が伝えられており、稲田大臣の更迭は必定だと思われるが、それまで待てない。日報隠蔽への加担はシビリアン・コントロール以前の問題である。何ともおぞましい、最低の防衛大臣だ。

 ブログを読んでくださっている皆さん、声を挙げましょう。多くの国民、特に自衛隊員の皆さんに伝えよう真実を!
 再三再四、大声で叫ぶ。稲田大臣は即刻辞任せよ、さもなくば安倍総理が即罷免せよ。

7月19日

Posted by terukan at 18:19
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