社民党

「安倍昭恵さんという存在が政権に迷惑をかけた」

2018年03月29日

 今日の朝刊各紙を一読して度肝を抜かれた。
 「言い得て妙」というか、森友学園問題に関する公文書改ざん事件についての与党内からの辛辣(素直)な批判というべきか、記事を読んで唸った。

 発言の主は、自民党の竹下亘総務会長である。
 3月29日付朝日新聞によると、「森友学園に関する国有地取引や文書改ざん問題をめぐり、(竹下氏が)安倍晋三首相夫人を取り上げて『安倍昭恵さんという存在が政権に迷惑をかけたということは事実だ』と東京都内の講演で語った」ようだ。竹下氏は「関与していたことと迷惑をかけたことは違う。何らかの関与があったら安倍総理は辞めていた」とも述べ、昭恵氏の関与は否定したようだ。毎日新聞その他の新聞にも同様の記事は掲載されている。

 竹下氏の発言を「内閣支持率急落に対する政府・与党のいらだちを代弁したようだ」(毎日新聞・高橋記者)と評する向きもあるが、私は竹下氏の発言は、改ざん事件の本質に迫るものだと考える。竹下氏は、安倍総理夫人の関与は否定したものの、佐川前国税庁長官の証人喚問を終えた今、逆に昭恵夫人関与の疑惑・疑念は深まるばかりだ。

「安倍昭恵さんという存在が政権に迷惑をかけた」

 本日正午から「公文書改ざんと森友問題の真相究明を求める野党合同集会」が衆議院内で開催された。野党の幹事長・書記局長らから佐川証人喚問に引き続き、安倍昭恵総理夫人や今井尚哉首相秘書官ら4人の証人喚問を求める声が相次いだ。

 社民党は吉川幹事長が所用で出席できなかったため、ピンチヒッターで私がマイクを握った。
 私は、「森友文書改ざん事件は、重大な「国家犯罪」であり、民主主義の根幹を破壊し、立法府たる国会を欺く悪質な犯罪である。引き続き野党が結束して、大きな国民運動を創り出し、国会内外で闘おう」との決意を述べた。

 官邸・与党の目論見通りに安易な幕引きを許してはならない。国民の怒りもこのままでは到底収まらないだろう。一部の官僚たち(実行犯)の責任追及と官邸の共謀共同正犯らの責任追及も続けねばならない。
 私も、社民党も連帯して頑張る。

3月29日17:00

Posted by terukan at 17:36
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