社民党

辺野古新基地建設工事の再開に抗議する

2018年11月01日

 沖縄防衛局は、沖縄県の公有水面埋め立て承認「撤回」により、中断していた辺野古新基地建設工事を11月1日から再開した。断じて許せない。ワジワジーの一言だ。

 おととい(10月30日)、国土交通大臣が沖縄防衛局からの行政不服審査法に基づく「不服審査請求」と「執行停止の申し立て」に対し、執行停止決定を下した。沖縄県や多くの行政法学者、去る9月30日の県知事選挙で故翁長雄志前知事の遺志を継ぎ、辺野古新基地建設反対を公約に掲げる玉城デニー知事を誕生させた多くの県民は、無法かつ不法な執行停止申し立てそのものに強く反対していた。

 沖縄防衛局が行政不服審査法に基づき、「不服審査請求」や「執行停止の申し立て」をすること自体が法的適格性を欠いている。全面改正された行政不服審査法では、私人でない沖縄防衛局に当事者資格がないことは明々白々である。

 安倍政権は、度重なる選挙で示された辺野古新基地建設反対のウチナーの民意を無視し、アメリカに従属して強権的に不法な対応に終始する。沖縄への構造的差別の押しつけだ。

 執行停止の決定を受け、野党各党の国対委員長らは昨日(10月31日)、岩屋毅防衛大臣と石田真敏総務大臣に抗議申し入れをおこなった。私も参加した。

辺野古新基地建設工事の再開に抗議する
岩屋防衛大臣に「留意事項」の厳守を求める=10月31日午後、防衛省

 私は、岩屋大臣との面談の席上、「仲井真元知事が埋め立て承認する際に付した留意事項を厳守すべきだ。実施設計や環境保全措置に関する沖縄県との事前協議を尽くさないで、工事再開や土砂投入することは許されない」と訴えた。
 対する岩屋大臣は「留意事項について十分留意し、最善を尽くす」と答えた。その下の根も乾かぬうちに工事再開とは怒り心頭だ。

 私やウチナーンチュは絶対にあきらめない。辺野古新基地建設を阻止するまで日米巨大権力と闘い続ける。辺野古・大浦湾の命の美ら海を守るために戦い抜く。
 安倍総理よ、ウチナーンチュ ウシェーテナイビランドー!

11月1日記

Posted by terukan at 14:57
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