社民党

石原環境大臣の「最後は金目でしょ」発言を許すな

2014年06月19日

 手元の辞書によると、「金目(かねめ)」とはお金に換算して、高い値になること、とある。
 東電福島第一原発事故の汚染度を保管する中間貯蔵施設の建設を巡り、石原環境大臣が「最後は金目でしょ」との暴言を吐いた事が最終晩国会で大きな問題に浮上してきた。

 私は、ブログで原発と沖縄米軍基地の同じ差別構造を再三再四指摘し、指弾してきた。
 去る1月19日の名護市長選挙で、自民党石破幹事長が新たな500億円の振興基金を突如持ち出して、辺野古新基地建設に反対する民意を公金で買収せんとした。
 このように、原発でも沖縄米軍基地でも、住民の気持ちは金目だけで片付くものだ、と政府・自民党は考えている。

 昨日、野党幹事長・国対委員長会談が急遽開かれた。
 全野党が意思一致して、19日参議院環境委員会、20日衆議院環境委員会で石原大臣の「最後は金目でしょ」暴言について質問で追及し、石原大臣に対する問責決議案や不信任決議案の提出も視野にその責任を問うことを決めた。

 とにかく、石原大臣の暴言で多くの原発被災者の心を傷つけたことは間違いない。
 石原大臣が「謝罪」をしたり、「撤回」することで簡単に許してはならない。石原大臣の自発的辞任か総理による「罷免」を強く求めるものである。

6月19日 11時05分

Posted by terukan at 11:09
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