社民党

人間の鎖をもっと強く、太く、長く!

2017年07月24日

 7月22日午後2時から、辺野古新基地建設に反対する「辺野古・大浦湾の埋め立てを止めよう!人間の鎖大行動」が米軍キャンプ・シュワブゲート前で行われた。もちろん私も参加した。
 
 その日は快晴で、肌を焼くような日差しの強い午後だった。目が眩むような陽光、帽子をかぶっていても脳みそが移動するのでは、と思うくらいの猛暑であった。
 夏休みのせいか、集会には家族連れの姿も多く見られた。アメリカに隷従し、国家権力を総動員して米海兵隊がイクサ(戦争)をするためだけの巨大な新基地建設を強行する日本政府に対する怒りと暮らしと生命を守り、平和を創造せんとする県民の強い意志が示された。

 「人間の鎖大行動」には2,000人(主催者発表)が参加した。キャンプ・シュワブのフェンス沿いに約1.2kmの人間の鎖がつながり、4つのゲートを封鎖した。その時間帯、基地への工事車両、米軍人・軍属車両の出入りは阻止された。米軍関係者、軍警備員、県警機動隊員、民間警備員らは手も足も出なかった。いや、出せなかった。

 私は連帯あいさつの中で、次のような大要を述べた。

 今日の人間の鎖の意義は何か。それは辺野古・大浦湾の命の母なる海を守る闘いの象徴である。県民の生命を守り、平和を創造する固い決意の鎖だ。72年前の悲惨な沖縄戦と27年間に及ぶ米軍直接支配の中で、不条理に生命を奪われた多くのウチナーンチュの怒りと悲しみを今を生きる私たちが受け継ぎ、子や孫の世代に命の尊厳をつないでいく鎖でもある。
 私たちは人間の鎖をもっと強く、太く、長くして、ウチナーに基地負担の犠牲を強要する日米両政府の手足を鎖で縛りつけよう。勇気をもって、顔を上げて、辺野古新基地建設を阻止するまで闘っていこう―と。

 「人間の鎖大行動」は大成功だ。今日(24日)には、翁長知事が新たに国を被告として「埋め立て工事差し止め裁判」を提訴することが決まっている。もちろん、今や憲法上の三権分立は死に絶え、三権一体の行政独裁と化している中で、司法に甘い期待は抱かない。

 私は「人間の鎖大行動」集会あいさつの中で、名護市と沖縄県による行政としての抵抗と辺野古海上・シュワブゲート前での阻止闘争を連動させ、持続性を持って強化していかねば勝利はあり得ない、と訴えた。
 だからこそ、人間の鎖をもっと強く、太く、長くしていこう。その鎖には県内を越えて、県外・国際社会の多くの人々につながってもらいたい。

人間の鎖をもっと強く、太く、長く!

人間の鎖をもっと強く、太く、長く!

7月24日

Posted by terukan at 12:02
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