社民党

オスプレイ墜落と小野寺防衛大臣発言

2017年08月07日

 8月5日午後、米軍普天間基地所属のMV22オスプレイ1機がオーストラリア東部の沖合に墜落し、乗員26人のうち23人が救出されたが、3人が行方不明となる大惨事が発生した。
 
 米海兵隊の発表やオーストラリアの複数の地元メディアが報じるところによると、7月下旬まで米豪の合同軍事演習「タリスマン・セーバー」に参加していたMV22オスプレイが米軍艦に着艦しようとした際に墜落したようだ。
 「タリスマン・セーバー」には自衛隊も加わっていたようだが、墜落したオスプレイに自衛隊員が搭乗していたかどうかは現段階で不明だ。

オスプレイ墜落と小野寺防衛大臣発言

 オスプレイは欠陥機だ。普天間基地所属機が昨年12月13日にも名護市安部海岸に墜落し、2人が負傷したばかりだ。その他、海外での墜落死亡事故は枚挙にいとまがない。

 米海兵隊のMV22オスプレイは、沖縄県民の強い反対の声を一顧だにせず強行配備された。以降、県民の「配備反対」「早期撤退」の要求を無視して、今や沖縄本島全域が訓練場と化している。日米合意を無視した夜間訓練等による殺人的爆音(低周波音)は、もはや健康被害の域を超え、生命・身体の危機の不安に県民をおとしめている。

 今回の墜落事故を受け8月6日、小野寺防衛大臣は、米軍に対し「日本国内での飛行自粛を求めた」と記者会見で発表したが、それを無視して本日(7日)午前、普天間基地のオスプレイが飛行再開した。

 小野寺大臣よ、なぜ事故原因究明が完了するまでの全面飛行停止を要求しないのか。(私は停止ではなく撤去を求める立場だが・・・)要請すれば、米軍が「自粛」するとでも思っているのなら考えが甘い、甘い。常に軍隊の運用が優先される日米安保体制にあって、主権国家の矜持をもって強く抗議しないと県民は納得しない。

 今度の事故でウチナーンチュの不安と怒りは一層高まっている。オスプレイが飛ぶ限り、必ず近い将来、墜落事故が繰り返される。  
 欠陥機オスプレイは一日も早く普天間基地から撤去せよ。高江のヘリパッド、宜野座村に隣接する中部訓練場「ファルコン」での昼夜を問わない飛行訓練を直ちにやめさせよ。

 辺野古新基地建設反対、普天間基地の一日も早い閉鎖返還を!小野寺大臣よ、ウチナーの怒りの声に目を覚ませ。

8月7日

Posted by terukan at 16:10
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